麻里子ほど

麻里子から与えてもらったことは、それが例え悲しさであったとしても辛さであったとしても全て喜びだろう。

なぜなら、そんな悲しさや辛さを今までの人生で味わえたことがなかったから。

麻里子ほど、俺にいろんな感情を味あわせてくれた人はいなかった。

麻里子ほど真剣に自分に向き合おうと思った人はいなかった。

麻里子ほど真剣に自分に向き合ってくれた人はいなかった。

麻里子ほど何度も自分の心を砕けさせた人はいなかった。

麻里子ほど、自分にとって必要だと思った人はいなかった。

麻里子ほど、失うことが怖かった人はいなかった。

麻里子ほど大事な人はいなかった。

麻里子ほど、いつも電話で話したいと思えた人はいなかった。

麻里子ほどラインで語りあった人はいなかった。

麻里子ほど麻里子自身を落胆させてしまった人はいなかった。

麻里子ほど、私のことを深く愛した人はいなかった。

麻里子ほど、私に愛を注いでくれた人はいなかった。

麻里子ほど俺のことをわかってくれる人はいなかった。

麻里子ほど辛い思いにさせてくれた人はいなかった。

麻里子ほど辛い思いをさせた人はいなかった。

麻里子ほど傷つけた人はいなかった。

麻里子ほど傷つけられた人はいなかった。

麻里子ほどわかりたくてもわかってあげられなかった。

麻里子ほど指の形が似てる人はいなかった。

麻里子ほどセックスがあう人はいなかった。

麻里子ほど俺のエネルギーを全て受け取ってくれる人はいなかった。

麻里子ほど、俺に愛を教えてくれた人はいなかった。

麻里子ほど、俺のために苦しんでくれた人はいなかった。

麻里子ほど一緒に人生を歩みたいと思えた人はいなかった。

麻里子ほど一緒に魂の道を歩みたいと思えた人はいなかった。

麻里子ほど、愛について考えたことはなかった。

麻里子ほど残酷に俺を斬った人はいなかった。

麻里子ほど俺に罵声を浴びせた人はいなかった。

麻里子ほど望みを引き寄せる力を持った人はいなかった。

そんな麻里子に俺と一緒に人生を歩むことを強く望んで欲しかった。

俺にその言葉を言って欲しかった。

麻里子ほど愛したいと思った人はいなかった。

 

この人生において麻里子ほど愛した人はいなかった。