挑戦

麻里子

昨日は寂しかった。

何か繋がりにくくて。

何か遠い感じがして。

麻里子との空間が遠く感じられるような。

 

麻里子もそうだったらしい。

そして寂しさを感じていた。

 

後で聞くと、学童でまたあのオヤジさんと息子とさやちゃんが4人で手を繋ぐ

ということがあり、エネルギーが流れこんできたとのこと。

 

あー、やっぱりそういうことが起こっていたんだと再度認識した。

それはやっぱり俺にとっては悲しくもあり、それを見せられることに対するどうにも出来ない無力感。

 

麻里子が自分を開くと決めたことで、これからどんどんそういうことが

起こってくる。

それを想像するだけで、「嫌だー!」って気が狂いそうになる。

 

あー、なんで俺は俺の最も大切なもの、麻里子を生贄のように差し出して、逃げることが許されないチャレンジをすることになったのだろう。

 

さらにいうならば、麻里子がエネルギーと空間に精通していて敏感であるということで

そこからの影響は普通の人が受けるものよりも何十倍も大きくなる。

 

俺ができる唯一のことは、自分自身を見つめ続けること

自分の軸を立てること

自分の軸から一瞬たりともブラさずに存在し続けること

麻里子にとってもその軸が拠り所であり

戻る場所であり、船を繋ぎ止める確固たる太い杭であること

 

俺の名は 幹夫

親父がつけてくれた名前

自分の軸、それを幹としよう。

 

太く絶対に倒れない幹

そこから自分が片時もブレないように存在したい

そんな絶対的な太い幹になる

麻里子がそれを拠り所、依代として繋がれるように。

 

依代とは、神霊が出現するときの媒体となるもの

麻里子がこの次元に出現する依代でもあるように

 

愛する麻里子に向き合うことは自分自身に向き合うこと

自分の魂に向き合うこと

 

その道を進むと決めた。

 

愛する麻里子に向き合うと決めた。

 

だから挑戦する。

 

麻里子

どんな時も愛しているよ

 

たとえ、繋がりにくくなっても、遠くに感じるような

ことがあっても、寂しく、悲しく、辛く感じる時で

あっても、俺は麻里子を深く愛している。

 

全てはそこから出ている。

それをどんな時も信じている。

 

麻里子が初めて俺と会ったっ時に認識してくれた

「この人を愛している」

という感覚

 

それが俺の心の拠り所

 

愛しているよ

麻里子