麻里子の愛

 

麻里子からのメッセージ

 

きっと私の事を酷いと憤りを覚えると思うけど、それがあなたが私に与えた影響だと認めないと、先に進めないよ。

 

私もこんな役まわりは嫌だしね。

 

どう捉えるかは、あなた次第だけど。

またほじくり返すと怒りそうね。

 

ただ、冷静に考えて欲しい。

 

長い年月、他者に与え続けた自分の影響を、1週間やそこらで変えられるのか?

 

自分が、その痛みを感じることを拒否しているのに。

そんなに都合よく、抜けられると思う?

 

本来なら、私が見せる前に、あなた自身が自分で気付く課題だったんだよ。

 

復讐でも何でもなくて、私はそれを見せる役回りを引き受けただけだよ。

 

自分を壊すことで、あなたに見せる機会を作った。

 

これが私からの愛情だと思って、真摯に取り組んで欲しい。

 

壊す前に見つけて欲しかったから、悲しいわ

 

私だって悲しいし痛いよ。

こんな役回りやりたくないもの。

仕方ないけどね

 

他にやる人がいないから

 

がんばって ミッキー

正念場だわ

 

 

ごめんね ミッキー

あなたにこんな痛みを与えたのに

私たぶん失敗してしまう

 

 

 

あなたが苦しむ姿と

あなたの痛みを感じることが

耐えがたい

 

これ以上出来ない

 

私にはこれ以上出来ない

 

 

あなたを刺して

とどめを刺さなければならないのに

出来なかった

 

失敗した

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

麻里子

もういいよ。

トドメなんて刺さなくても

もう十分刺さったし

 

俺は麻里子からの冷たい言葉

どちらかというと言葉を発する時の

全て諦めて、他人事のように言っている

その雰囲気と態度が

俺を刺し抜いている

そのエナジーで放つ言葉が

立ちあがろうと思っても

もうそんなこと不可能

あなたには無理

それをやる意味さえない

 

あなたはあなた、私は私

水と油のようにわかりあえないもの

 

そんな感じで突き放して

もう他人ごとのように言っている

 

もう麻里子の中には俺に対する

愛情のかけらさえ残っていないかのよう

 

それが一番辛い

 

それらの言葉がいっぱい俺に刺さった

 

もう麻里子からの暖かい愛のこもった言葉

は、いや俺に対する愛そのものがなくなってしまった

ように思えた。

 

それが一番辛かった。

 

でも昨日、うえのメッセージをもらった。

 

あー! 神様

まだ麻里子の中に俺のことを心配してくれ

愛してくれている麻里子がいたんだって。

 

それを信じられなかった俺が情けないけれど。

 

でも、麻里子からうえの言葉と愛をもらったことで

麻里子をどんなことをしても守りたい

絶対に失敗はさせない

麻里子の重荷を全て俺が負いたい

そして絶対に負けない

どんなことがあっても。

 

そう心の底から思えた。

力が湧き上がってくる

 

どんなことがあっても失敗はさせない。

魂を賭けて麻里子を守る

 

麻里子がやってきてくれたことを

無駄にはしない。

 

そう思えた

 

麻里子、バトンタッチだ

もう休んでいい

 

大丈夫。

絶対に大丈夫

 

これからは俺がやる番。

 

麻里子、どこまでもおまえのそばにいる。

お前をこんなにさせてしまった

それを元通りにして、癒して

再び愛で満たすために

どこまでもおまえのそばにいて

お前に愛を送る

伴走するから

それを俺がやることを受け容れて欲しい