悟ったこと、全ての責任は俺だった

ラインで俺が信じるということについて、長々と書いた後の麻里子からの返信を記す。

そして全てを悟った。

本当に一番大切なものを失ったことを。

それまで、どこかで復活できる可能性を信じていた。

どこかでそれを夢みている自分がいた。

でもそうじゃなかったと。

直視することを避けていた。

最高に怖かった。だけど

本当に見たくなかったものを見た。

これを魂に刻むために、永遠に忘れないためにここに記す。

 

〜麻里子からの返信〜

ミッキーは誤魔化しているから自分を

自分自身が何者か分からない人は自分を信じる事は出来ない

 

自分を信じられない人は他人なんて信じられない

自分を信じることができる人は、自分の真の願望を見つめる

勇気がある人

 

壮大な夢ではなく

自分の中に巣食う誘惑と闘う勇気のある人

 

あなたは感傷的な言葉に酔ってるだけだから、まだまだね

 

大事なものは大事にしないと壊れるよ

結果的に私をゴミ箱にしてる

もうそのレベル感では耐えられないの私

 

嘘にまみれた人生

何があっても信じられるのは

自分を真摯に生きている人

 

簡単な誘惑に負けるような男など値しない

 

相手に過度な期待をかけ過ぎるのは、私自身の課題でもあるけどね

自分の人生パターンを見て

それはやめるべきだと分かった

私自身も誰かにとって役立つ自分をやめるときでもある。

 

最低だわ あなた

 

私言葉では見てない

全てを行動という現実にどう現れるかで、その人のレベルを見てる

 

自分が信頼と愛に値する人間かその胸に聞くがいい

 

お前が何を踏みにじって来たのか まなこを開いて見るがいい

お前には分からないだろう

 

ちっぽけな男

 

言葉に逃げる哀れな男

 

〜〜〜ーーーーーーーーーーー〜〜〜

 

これらの言葉を噛み締めたとき

本当に見たくなくて、目を背けていた

事実を悟った。

 

それはもう俺は完全に首を切られていたという事実。

どこかで復活を信じ、どこかでそれにすがって

きた自分が決して見たくなかったもの。

 

もうここには希望のカケラも残っていなかった。

身体が震え、呆然と宙を見ていた。

体が硬直ししばらく動けなかった。

 

やっとトイレに行ったが、トイレに座り

ただ呆然と動けなかった。

 

そしてようやく悟った。

主と麻里子がエネルギーセックスを行なって、それを目の前で見せられて、体がガクガク震え、気が狂いそうになった

あの悪夢はまさに、俺が麻里子にしてきた事だったと

それを何度もしてきた俺は麻里子に切られるのに十分すぎる事だった。

 

主が、どうだこれがお前がして来たことだ。

よく目を見開いて見てみろ

麻里子は何の罪も感じず最高のエクスタシーを感じている。

もう立ち直れないほどの屈辱的なシーンだった。

 

でも今悟ったのは、

麻里子自身も主と一緒になって、どうだこれがお前がしてきた

事だ、その目を見開いて見てみろ!

この哀れでちっぽけな男!!

そう言いながら高笑いをしている麻里子だった。

 

初めて怖くて見たくなくて蓋をしていたものを見た。そして悟った。

これが麻里子に対して俺がしてきた事なんだ

 

その事実を麻里子も勇気を持って見た。

そして俺という人間が、麻里子が全身全霊で愛してきた人間があまりにも最低であった事、それを認めるのが嫌で麻里子自身がそのことに蓋をしてきた事。

 

そしてそれを勇気を持ってみた時、

裏切られた事実、

全てが崩壊したこと

それにより俺を切れる決心がついたこと。

 

それを今俺が、蓋をとって見ている。

もう立ち上がれなかった。

 

全ては俺が招いたことだったんだ。

全ては俺の責任

 

復活を信じてそれにすがっていた俺が、

もうひとカケラも希望が残っていないことを悟った。

 

俺は麻里子の言う通り

愛するに値しない人間!!!

愛を語る資格などない愚かな人間!!

 

もう二度と愛を語らない。

愛される資格はない。

 

麻里子の俺に対する愛を、愛の行動を全て踏みにじってきたのは他ならぬ俺自身だった。

 

麻里子が夢見て、それ故に果てしない辛さと痛みに耐えてきたもの、それをふみにじったのは俺だった。

 

俺が本当にこの人生でやりたかったこと、麻里子と共に真実の愛を追求すること

それが分かったのが皮肉にも切られた後だった。

自分の本当の夢を踏みにじったのもまた自分だった。

 

麻里子がこの宇宙で唯一この俺と真実の愛を体現できる人だった。

それを踏みにじったのもこの私自身だった。

それが分かったのは不幸にも切られた後だった。

 

全ての愛と希望と二人の夢をふみにじったのはこの私だった。

 

なんという愚かさ、

果てしない辛さ

どこまでも続く苦しみ

 

このこと全てを引き起こしたのは麻里子ではなくこの私だった。

全ての責任はこの私にある。

 

麻里子は本当に努力してくれた。

死力を尽くしてくれた。

一片の悔いも残らないほどに。

 

なのに俺はそれを踏みにじった。

 

俺は愛に値する人間じゃない。

 

ごめんなさい 麻里子。

本当にごめんなさい。

本当に本当にごめんなさい。

俺が100%悪かった。

麻里子が俺を切るのは正解。

 

自分の本当の望みが何であるかもっと早く見つめるべきだった。

 

俺が何を本当に探していたかをもっと早く見つけるべきだった。

 

なんという愚か

どんなに悔いても悔い切れない。

麻里子をどんなに悲しませるかはかり知れない。

 

でも一番申し訳ないのは、一番辛いことを麻里子にさせたこと。

それは俺を切ること。

辛かったよね。

本当に辛かったよね

ごめん。ごめん。ごめん。

そんな最も辛い仕事を麻里子は渾身の力を振り絞ってしてくれた。

そして罵倒してくれた。

 

こんなに自分がしたことを見つめる事は辛い。

でも

一番辛かったのは麻里子。

一番苦しんだのは麻里子。

一番裏切られたのは麻里子。

一番愛してくれたのは麻里子。

一番必要だったのは麻里子。

一番欲しかったのは麻里子。

一番向き合いたかったのは麻里子。

一番ともに歩きたかったのは麻里子。

一番愛を確かめ合いたかったのは麻里子。

今までずっと待っていてくれたのは麻里子。

俺を全てを賭けて切ってくれたのは麻里子だけ。

俺に気づかせてくれたのは麻里子だけ。

全て麻里子のおかげ。

夢と希望と俺にとって宇宙で最も大切なものを失った。

 

 

もし、残っているとするなら

麻里子への愛と感謝は今もこれからもずっと

ここにある。