麻里子の存在

4月29日の昨日、麻里子が俺の部屋に再び来てくれた。

お帰り

よく帰って来てくれたね

駅の改札には最初から迎えに行こうと思っていた

部屋に着くまでドキドキしていた

もしかしたら、もう二度と入れないかもしれない

全ては麻里子の意識次第

玄関に入った瞬間、麻里子は俺を抱きしめてくれた

そこで静かに自分がこの空間に入れるか

見ていたそうだ。

そして調整していた。

俺は麻里子が準備できるまで抱き合っていた。

 

そしてついに麻里子が俺が準備した

この空間に入ってくれた。

そう、

まるでそれは

ミツバチの群れを

自分の巣箱に迎え入れた時のよう

 

ミツバチがその巣箱を気に入らなければ

すぐに出ていく

そのドキドキする瞬間だった

祈るような時間。

そこに二人は存在していた。

 

そうここ最近

麻里子の意識一つ、向かう選択一つに

全てがかかっている

 

そこに麻里子自身も俺も全てを委ねている

委ねざるを得ない

 

その一つ一つの選択が俺達の真実の愛に向かうことに

全ての意識と願いを込めて祈っている。

 

そして俺にとってはいつもギリギリの選択の中、

間一髪で救われている

いつも奇跡が起きているよう

 

麻里子の俺のためにしてくれる

選択に感謝せざるを得ない。

 

いつもいつも、チョコを食べる時は

麻里子との真実の愛を祈りながら

そのエネルギーを回せること

より深い愛で二人が結ばれることを

願いながらそのかけらを口に含んでいる。

 

そして真実の愛に向けた

麻里子の選択と俺の選択がなされる度に

二人の愛は深まっていく。

 

麻里子は俺のために

俺は麻里子のために

存在している

 

ありがとう

麻里子