在り方を変えること

麻里子と源氏物語の話をラインでした。

光源氏と紫の上の物語

まさに今の俺と麻里子のようだ。

壊れていく麻里子を目の前で見るのは辛く苦しい

でも源氏物語と俺たちと違うところは

まだ俺は麻里子を失っていないということ。

そして失う前に、麻里子に向き合えるようになった

ということ。

 

壊れていく麻里子を救うために

俺に何ができるのか

 

麻里子に対しては何も出来ない

やっぱり自分を変えることしか出来ない

それはおそらく自分の在り方だろう。

麻里子もそう言ってくれた。

 

俺が今一番気になる在り方は

麻里子の前世である奴隷のおじいちゃん

身体以外何も持っていないけれど

内側に全てを獲得した人

内面の静寂を獲得した人

全てを理解した慈愛に満ちた目

 

そんなおじいちゃんの在り方でありたい。

その望みを放った。

 

きっと俺がその在り方になることができれば

麻里子は救われると思う。

なんとなくそう感じる。

 

どうしたらそうなれるのか

どれくらいかかるのか

よくわからないけれど

麻里子に待っていて欲しい

 

いつか

俺はその全てを理解した慈愛に満ちた目で

麻里子を見つめたい